ツタったたた~
この仕事を手伝い始めて、13年近く。



現場ではよくある出来事が、
ある植物への見方を180度変えた。
その植物とは・・・・・



ツタ(蔦)
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以前は憧れ、こんな家に住んでみたいと思ったことも
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壁面緑化による省エネ効果を期待され、植えておられる方も多い。
最大11度、壁面温度が低下したとの報告もある。



しかし、その弊害について語られる機会は少ないと思う。



問題なのは、その旺盛な生命力。
あっという間に壁面を覆いつくす。
恐ろしい勢いで壁を這い登るその源は?




ツタに近づいてよくよく見てみると
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細い枝の節々から触手のようなものが・・・。



私は思わず触手と呼んでしまいましたが、
本当は吸盤根と呼ぶそうです。



はじめて、この吸盤根を見たとき、
私はツタの意志・・・・というよりは執念を感じてしまい、
ツタを 「 恐ろしい 」 と思ったのだ。



実際ツタの吸盤根は恐ろしい。
ちょっとしたクラックの隙間に入り込み、壁の内部に侵入。
サイディングの目地シールに食い込んでいるのを見たことも。



こうなると、建物はひとたまりも無い。



先日も1件、工事着手直後の建物のツタの撤去を手伝った。
2面がツタに覆われたこの建物。
最初にお伺いした時点でツタの弊害を伝えると
施主様はその場で、即、出入りの植木屋さんへ電話。
二度と生えてこないように根っこの処理を依頼してくださったのだ。
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それから1ヶ月弱後の工事着手。
植木屋さんの処理のおかげで
ツタは、ほぼ枯れており、いつもよりも撤去作業はトントン進んだ。




が、ツタも手強かった。
皮スキで枝を壁から引き剥がし
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残った吸盤根の先端部分(黒い点々)を
スクレーパーでこそげ取る。
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どうせやるなら徹底的に。





しかし・・・・・・・それから3日後の本日、
「 またツタが生えてきた 」 スタッフから報告が・・・・・。



昨日は高圧洗浄。
根を切られ、兵糧攻めだった所へ思わぬ恵みの水分・・・。
撤去処理が甘かった部分が、余力を振り絞り芽吹いたのだろう。



築50年近い木造の建物だったので、
バーナーを使っての吸盤根の処理は避けたかったのだが
やむを得ず、バーナーで焼却処理。




ツタ、恐るべし。




が、ツタにとっても災難だったはずだ。
ある日、根を切られ思わぬ兵糧攻めが始まり
枝を切られるわ、引き剥がされるわ・・・。




挙句の果てに、
一瞬水分で甘い夢を見せておきながら
最期は火あぶり。



「 ツタも辛かったろうなぁ 」



帰社したスタッフの報告を受けながら、
思わず皆で一緒に、ツタの冥福を祈った。





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by kaji-kawa | 2016-09-16 17:01 | 外壁塗装
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