梅雨も明け、セミの鳴き声が日毎に大きくなってきてます。
鳴き声を聞くと、暑さ倍増!!なのですが、
子どもにとっては、観察が楽しくて仕方ないようです。
我が家では、毎年恒例になっている、
セミの羽化の観察をしました。
ここ、神戸市兵庫区ではクマゼミだらけですが、
姫路市の私の実家はアブラゼミばかりでした。
嫁いできて、初めてクマゼミを見たときは、ビックリでした。
アブラゼミと比べると大きいので、正直気持ち悪かったです。
去年あたりから、姫路でもクマゼミも見かけるようになりました。
ここ数年、クマゼミの勢いがすごいようです。
夕方、6時ごろ、近所の神社へいくと・・・
そこは穴ぼこだらけ。
そんな、穴の中から、入り口の小さい穴を探すと、
そこには、幼虫が!
穴の中でなくても、6時頃だと地面を歩いている幼虫がいます。
木に登り始めているものもいます。
そんな中から、1匹。
「ごめんね、一晩一緒にいておくれ・・・」と
自宅寝室の網戸へご招待。
最初は、居場所を求めて、ウロウロ。
しばらくすると、じっと動かなくなります。
そして、かなり、個体差はありますが、1時間くらいで、
背中に割れ目が見えてきます。
体を伸ばしたり、縮めたりしながら、殻の裂け目を大きくしていきます。
こうなってくると、目が離せません。
ここで、力尽きてしまう者もいるからです。
一緒になって、いきみながら、応援です。
なんだか、出産みたい・・・
ああっ、頭が出た!!!
体が全部出てしまうと、見事なイナバウアー。
けど、これもかなり辛そう。
仕上げは、羽をひろげて、乾かすこと。だいたい、夜の9時ごろです。
抜け殻の上に乗って、一晩を過ごします。
そして、朝。お別れの時。
「ありがとね~。最後までしっかり生き抜くんだよ~」
遺されたのは、彼の抜け殻
全てがうまく羽化するとはかぎりません。
片方の羽がどうしても出てこないままのもの、
見ていて顔を背けたくなるものもあります。
命がけで、羽化する姿を見てから、子どもは、セミを捕まえても
すぐに、放してあげるようになりました。
セミさん、ありがとう。
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