新年2冊目の本
皆さんはどんなお正月を過ごされましたか?

私は「 読み正月 」にするつもりが、
「 干からび正月 」 に。

ハイ、体中の水分を出し切りました。
ノロウイルスではありませんでした。





お正月用にと買い貯めた本を、遅ればせながら読んでいます。
1冊目は梨木香歩さんの 「家守奇譚」
そして2冊目が本日紹介する、
黒野伸一さんの「万寿子さんの庭」
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内斜視のコンプレックスを持つ主人公、京子。
就職を機に、万寿子さんの隣の賃貸物件に引っ越してきます。

万寿子さんは独り暮らし。
京子は、毎朝庭いじりをしている隣の万寿子さんが気になり、
挨拶のタイミングを窺うのですが、見て見ぬふりを決め込まれ・・・。
ようやく勇気を振り絞って挨拶した京子に、
一度目は、「寄り目」。2度目は、「ブス」と返事をした万寿子さん。

モヤモヤした思いのまま、京子は、会社の飲み会で飲み過ぎ、
あろうことか、万寿子さんの家の前で嘔吐してしまうのです。
翌朝、京子のお詫びを快く受け容れてくれた万寿子さん・・・
と思いきや、京子の背中には張り紙が・・・。

「この人は昨晩、私の家の前で反吐を吐きました。
 その後始末をしたのは、この私です。   隣人より」

「寄り目!」  「ババア!」
  「ブス!」   「鬼婆!!!」罵り合いの喧嘩に。

しかし、これをきっかけに二人の間には友情が芽生え始めます。

夫に先立たれてから自分の殻に閉じこもっていた万寿子さん。
戦争で全てを失った悲しい過去も引きずっています。
一方の京子は、実家の家庭環境に複雑な事情を抱えていました。

万寿子さん78歳、京子20歳。
ともに時間を過ごすうちにお互いへの理解を深め、
50歳以上の年齢差を超越した絆が生まれます。

しかし、残酷にも万寿子さんの身体には変化が表れ始め・・・。

内斜視のコンプレックスをもつ京子の不器用な恋愛模様も
織り交ぜられながら話は進んでいきます。



・・・最初の部分だけなのですが、このようなお話です。





あまりの寒さに、お風呂で本を読んでいました。
「万寿子さんの庭」は、それこそ一気に読んでしまい、
ふと気付くと、身体も本もフヤケていました。


そもそも、どうしてこの本を手に取ったのか?
それは題名、「万寿子さんの庭」の、“万寿子さん” でした。
私にも忘れられない “ますこさん” が居るのです。
もっとも彼女は満寿子さんなのですが・・・。


満寿子さんは私が看護師をしていた頃、入院してこられた患者さん。
衝突もしましたし、お互いを受け容れるまでに時間はかかりましたが、
彼女との3か月間は今も忘れることができません。


今日で震災から丸18年。
震災が無ければ、私の配属先が変更になることも無く、
満寿子さんと会うことも、
この本を手に取ることも無かったはずです。
読んでいると、万寿子さんの頑なな部分や、乙女のような
ピュアな部分が、私の心の中の満寿子さんに重なり、
時間を忘れて読み進めていました。


1月17日
様々な思いが胸にこみ上げる日。





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by kaji-kawa | 2013-01-17 15:33 | 梶川塗装
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